読書の習慣

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京極夏彦「巷説百物語」より「舞首」。

カメ 「巷説百物語」、3つ目のお話しは「舞首」であります。いやこれ冒頭の舞首のイラストこれ。 三人の博徒が勝負で争い、はねられた首は海に捨てられる。しかし首だけになっても争い続け、火まで吐き出す始末。 カメ 博徒って刃牙の花山のストーリーで...
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京極夏彦「巷説百物語」より「白蔵主」。

カメ ああ、これやっぱり「小豆洗い」からのキャラクターが登場してくるんだよな。おぎんが出てきておる。 さっそくメインキャラが出てくるが、この「白蔵主」はかなり暗い印象である。 カメ 暗い話だなぁ。たぶんこれシリーズの中でも例外的に暗い話なの...
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京極夏彦「巷説百物語」より「小豆洗い」。

カメ 京極夏彦の「巷説百物語」シリーズを読んでいきまーす。 これもシリーズなんだな。なんとなく存在は知っておった。 カメ 第一弾はそのまんま「巷説百物語」であります。1997年に雑誌で連載が始まっておりました。 楽しみである。じっくり付き合...
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「変な家2」なんと続編きた、しかも面白い。

カメ 以前読んだ雨穴さんの「変な家」になんと続編が出ていたので紹介します。 その名も「変な家2」である。 カメ ある家が変わった間取りをしており、そこに抱いた違和感から深い謎に迫った前作。 前の「変な家」もロジカルで、ちゃんと怖くて、とても...
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チェスタトン「ミダスの仮面」。ブラウン神父シリーズ、これにてラスト。

カメ 思うに、本とか物語とかって、推理モノというだけである程度の面白さはあるのではなかろうか。 うむ。なんかハードルが下がるというか。 カメ 事件が起こり、それを解くという構成を人は好むのかなと思っておる。 ドラマでも、刑事ドラマとかって今...
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チェスタトン「ドニントン事件」。

カメ チェスタトンの「ドニントン事件」を読んでいきます。 これはブラウン神父ものだけど、ちょっと特殊である。 カメ まず発表されたのは1914年。The Premier誌という雑誌に載った。 これはプレミア感がある、間違いない。 カメ 確か...
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チェスタトン「裏切りの塔」「魔術」。

ついに表題作「裏切りの塔」、そして「幻想的喜劇」と副題(?)がついている戯曲「魔術」を読んでいくぞぉ。 カメ この作品集の最後の2編となります。 チェスタトン「裏切りの塔」。 実は前回の「煙の庭」と「剣の五」でも思ってたんだが、この「裏切り...
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チェスタトン「煙の庭」「剣の五」。

創元推理文庫のチェスタトンの物語集「裏切りの塔」を読み進めていくぞ。 チェスタトン「煙の庭」。 次は「煙の庭」。 カメ この、女流詩人の会話相手として女性が招かれる、といった文化が独特だな。 ふむ。そして物語全体を通して霧がかかったような印...
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チェスタトン傑作中編「高慢の樹」。

チェスタトンの「高慢の樹」を読むよ。 カメ 創元推理文庫の「裏切りの塔」の最初に収録されている。中編かぁ。 うむ。100ページくらいだよなぁ、これ。いま無性にチェスタトンが読みたいゾーンに突入しているんだよなぁ。 カメ 知らんけど。 この「...
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「姑獲鳥の夏」の漫画バージョン読む(原作:京極夏彦、作画:志水アキ)。

カメ なんかこれ漫画版は「魍魎」→「狂骨」と来て「姑獲鳥の夏」という順番だったようである。 ふむ。「姑獲鳥の夏」は4冊なんだな。 カメ 結局自分はシリーズの中で「姑獲鳥の夏」が一番好きかもしれない。 なんか特別感があるよなぁ。 「姑獲鳥の夏...
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「変な家」。家の間取り図に感じた違和感、このちょうどいい怖さ。

「変な家」である。 カメ これ、スマホ見てると広告でチラホラ見かけていたやつだな。 うむ。あれは漫画化されたやつだったようだが。こちらが原作だな。 カメ またまた流行にやや遅れておる模様。 ええんやぞ。というかそこまで遅れてはおらん。今度映...
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「狂骨の夢」の漫画バージョン読む(原作:京極夏彦、作画:志水アキ)。

「魍魎の匣」を読んだら次はこれなんだよなぁ。 カメ うむそれ。間違いない。 「狂骨の夢」は人気があると思っておる。 漫画版の「狂骨の夢」。 「魍魎の匣」に続いて「狂骨の夢」もコミックス版を読んでみたが、けっこう忠実に描いてあるんだよな。 カ...
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「魍魎の匣」の漫画バージョンを読む(原作:京極夏彦、作画:志水アキ)。

ここにきて、京極夏彦のあの「魍魎の匣」のコミックのやつを読んでおる。というか読み終わったぞ。 カメ これは実はけっこう拒否反応があったやつだな? そうなんだよなぁ。自分はあの原作に対して、漫画化は大丈夫なのかぁ?って派だったのであんまり興味...
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「クラウチ・エンド」(スティーヴン・キング短編集「メイプル・ストリートの家」より)

スティーヴン・キングの短編「N」を前に読んだけど、聞くところによると「メイプル・ストリートの家」に入っている「クラウチ・エンド」という短編も同じタイプの作品らしい。 カメ うむ。ラヴクラフト的な作品ということ。クトゥルー神話的な作品というこ...
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バベルの図書館「アーサー・マッケン」

アーサー・マッケンですよぅ。 カメ この人はいわゆるその、「怪奇作家」みたいな人なんだよねぇ。 このバベルの図書館シリーズは装丁が好きで、シリーズをまとめたボルヘスのファンでもあるから、見つけたらちょいちょい手に入れていたという。 カメ で...
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「N」(スティーヴン・キング短編集「夜がはじまるとき」より)

エドガー・アラン・ポーの「マリー・ロジェの謎」で、人が、一人である場所(けっきょく確かそこが殺害現場だったかな)に戻ることができない、そこにあった恐怖について書かれていたかな? カメ だいぶ前に読んでけっこうあやふやなんだが、「マリー・ロジ...
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「鵼の碑」来たこれ。17年の時を経て京極夏彦「百鬼夜行シリーズ」最新刊。

ぬあああ。「鵼の碑」が出ておる。 カメ これは発表があったとき、うおおおであった。 京極夏彦氏の人気シリーズ〈百鬼夜行シリーズ〉の最新刊である。前作から17年振りこれ。 カメ 前作は「邪魅の雫」だったな。あれも発売当日にツタヤで買ったの覚え...
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「ウィラ」(スティーヴン・キング短編集「夕暮れをすぎて」より)

キングの短編を読んでいきますよ。 カメ スティーヴン・キング著「ウィラ」は短編集「夕暮れをすぎて」の冒頭に入っている。 さかのぼっておる。 カメ この短編集は「マイル81」とか「夏の雷鳴」より前の発表だからな。だんだん昔に帰って読んでいくと...
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「悪ガキ」(スティーヴン・キング短編「マイル81」より)

「悪ガキ」はスティーヴン・キング短編集「マイル81」に収録されております。 カメ これはキングがかねてから書きたいと思っていた悪ガキ、いわゆる「近所に引っ越してきた悪ガキ」のお話らしいが、前書きではなにか二者択一について述べられているな。 ...
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「UR」(スティーヴン・キング短編集「マイル81」より)

「アーバンリサーチ」のことではない。 カメ 「UR」はスティーヴン・キングの短編集「マイル81」に収録されている。 この短編集の中では一番長いかな?中編くらいの長さがありそうだ。 カメ ちょっと長いけど読んでみようと思ったのは、キング自身に...
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