「ウィラ」(スティーヴン・キング短編集「夕暮れをすぎて」より)

夕暮れをすぎて 読書の習慣
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夕暮れをすぎて

キングの短編を読んでいきますよ。

カメ
カメ

スティーヴン・キング著「ウィラ」は短編集「夕暮れをすぎて」の冒頭に入っている。

さかのぼっておる。

カメ
カメ

この短編集は「マイル81」とか「夏の雷鳴」より前の発表だからな。だんだん昔に帰って読んでいくところだな。

「マイル81」「夏の雷鳴」がほぼ2010年代の作品だが、「夕暮れをすぎて」はだいたい2000年代の作品が収録されているといっていいようだなぁこれ。

(「ウィラ」自体は2006年発表。)

スティーヴン・キング短編「ウィラ」。

カメ
カメ

この作品は、んー、なんだろうなぁ。

スティーヴン・キングってレベル上がっているんだよな。もしかしたら面白いのは2010年代の作品だったかもしれないぞ。

カメ
カメ

「ウィラ」はキングが大切に思っている作品らしい。長い間短編の書き方を忘れていたのが、この作品をきっかけにまた短編を産み出し始めることになったという。

この作品、ちょっと仕掛けがあるのだが、それをいうとネタバレになるのだが、仕掛けが勝ちすぎてると感じる読者もいるかもしれない。

カメ
カメ

この仕掛け自体はある有名なヒット映画でも用いられているもので、最後に明かされて観客に衝撃を与えるていのものである。

短編集「マイル81」の頃とかはもっとエンタメっぽい要素もあったのだが、この「ウィラ」だけで言っても、結構硬い作品で、純文学みたいである。

カメ
カメ

今作はどうしても2度読まないといけない気にさせられるし、たしかに仕掛けを知ったうえで再読すると描写の曖昧さが見事である。

たぶんここからキングは人物描写とかエンタメ要素とかを付け加えつつ、以降の短編を発展させていったんだろうな。

カメ
カメ

さかのぼるからこうなるんやぞ。

コメント

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