「変な家」。家の間取り図に感じた違和感、このちょうどいい怖さ。

変な家 読書の習慣
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変な家

「変な家」である。

カメ
カメ

これ、スマホ見てると広告でチラホラ見かけていたやつだな。

うむ。あれは漫画化されたやつだったようだが。こちらが原作だな。

カメ
カメ

またまた流行にやや遅れておる模様。

ええんやぞ。というかそこまで遅れてはおらん。今度映画化されるみたいだからな。

〈雨穴〉著、「変な家」。

カメ
カメ

著者は雨穴という人だな。

ちょっと前に「近畿地方のある場所について」を読んだよな?本屋で「近畿地方のある場所について」のとなりに同じくブーム本みたいな感じでこの「変な家」が陳列されておったのだ。

カメ
カメ

ふむ。

「近畿地方のある場所について」がなかなか良かったので同列でおすすめしてある「変な家」もついに読むときかな?ということで読んだのであった。

カメ
カメ

この雨穴という人もネットを中心にホラー系の読み物を書いているらしい。そういうスタイルが今風なのかな?

なんか「近畿地方のある場所について」の作者が〈背筋〉でこの「変な家」の作者が〈雨穴〉って、名前これ。

カメ
カメ

こういう語感が流行っているのかな?まあ全体を知るわけではないが。

若干の寒さがあるんだよな。

カメ
カメ

やめたれ。ホラー系の著者なんやから寒くてもええんやぞ。

感想としては、なかなかの面白さだったんだよなぁ。ちょうどいい怖さ。この怖さがちょうどいいぞ。

カメ
カメ

そもそも「変な家」という題名の時点でぞわっとする。

なんかホラー系だと予感できるよな。こういう予感を我々がある種の語句に対して抱くというところが実は興味深いのかもしれないがそれは置いておくぞ。

カメ
カメ

ちなみに以外と早く読み終わったよな。何日かかけて読もうと思ってたが、半日くらいで読んでしまった。それだけ面白くて止まらなかったということだな。

作品の前半と後半でスタイルが変わったよな。

カメ
カメ

はじめ読み始めると、前置き無くいきなり変な家の間取り図の謎をめぐることとなり、この間取りから感じる違和感を登場人物と一緒に読者も見ていくことになる。

以外にサクサクと謎と答えが展開していくんだよな。

カメ
カメ

うむ。物語の後半はある家系に古くから伝わる因習の話しとなるが、面白いのは結局前半である。

そうなんだよなぁ。

カメ
カメ

ただ、全体を通してすごく論理的でロジカルだから好感がもてるよな。

作者が読者に仮定しているIQが絶妙である。謎が次々と出てくるが、置いていかれることはない。

カメ
カメ

個人的に一番白眉だと思ったのが、「第三章 記憶の中の間取り」の内容なんだよなぁ。

ここの間取り図だけは記憶を頼りに描かれているのだが、そこからロジカルに推理して真相に迫っていくくだりはゾクゾクしたな。

カメ
カメ

この「変な家」は「近畿地方のある場所について」と違って映像化しても成功しそうだよな。

漫画版も読んでみたいなぁ。

コメント

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