![チェスタトン 高慢の樹](https://furukawatei.com/wp-content/uploads/2023/12/abd026ee01e87b52e6ebc83bf7d16bbe-800x420.png)
チェスタトンの「高慢の樹」を読むよ。
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創元推理文庫の「裏切りの塔」の最初に収録されている。中編かぁ。
うむ。100ページくらいだよなぁ、これ。いま無性にチェスタトンが読みたいゾーンに突入しているんだよなぁ。
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知らんけど。
この「裏切りの塔」はいいくらいの長さのストーリーが5編収録されておる。できれば全部読みたいところだなぁ。
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ゾーンの間に読めるのか?
余裕やぞ。チェスタトンはかつてブラウン神父ものはだいぶ読んだが、こういうシリーズでない独立した中編を読むのはあまりない気がするぞぉ。
チェスタトン「高慢の樹」。
めちゃくちゃ面白かったぞぉ。
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やっぱりチェスタトンはすごいな。この人って絶対頭良かったよな。
頭脳が明らかに抜きんでているのに、すごい現実的な目線でいる人なんだろうな。
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よくある感想かもしれないが、今に通じる教訓や皮肉があるな、これ。
1905年の作品だから120年くらい前に書かれてるな。すごい。
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ボルヘスがどこかで書いてたけど、チェスタトンの悪夢的な想像力の例として、鳥を食べてその羽を生やす樹の話ってあったけどこの作品のことだったんだな。
うむ。それである。なお「高慢の樹」は「驕りの樹」というタイトルで先に邦訳があったらしい。
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実はチェスタトンの作品ではけっこう有名な人気作であったという。
知らなかったんだよなぁ。
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チェスタトンって絵を描くだけあって、読んでてずっとカラフルな印象を受けるな。
わかる。それに幼さもあるんだよな。なんか絵本みたいな感じである。子供の頃の絵みたいな。
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めちゃくちゃ解る。なんなんだろうなあの感覚は。
あとちょっと暗さもある。
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チェスタトンって狭いところで籠って読みたいよな。
二段ベッドの下の段とかかな?今作の登場人物はブラウン神父ものでも出会えそうな決まった位置づけ、関係性のキャラである。
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ただブラウン神父もののようなシリーズでない、こうした単発の作品なのにキャラが完全に立ってるんだよな。
一人一人に感動的なところ、熱いところがある。説明が難しいぞぉ。
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こういう作品こそ一生の内に読んでおく作品なのかもしれないな。
ゾーンの内に次の作品に行くぞぉ。
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