アルバム「昇れる太陽」という奇跡。人よ、エレカシファンであることを誇れよ。

エレファントのイラスト エレカシ
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エレファントカシマシのアルバム「昇れる太陽」ジャケット写真
カメ
カメ

うお!

この、どん!とミヤジが写るアルバムジャケット、素晴らしい。

背景の青空最高。

(エレカシ全カタログの中でナンバー1のジャケット写真かもです。)

エレファントカシマシ、2009年4月発表。

19tアルバム「昇れる太陽」です。

ごめん、やっぱりこの一枚。「昇れる太陽」。

わーたーしーはー、たーまーにー。

この世に音楽アルバムは「昇れる太陽」だけあれば最悪いいのではないか、と思う。

いいアルバムは、それを聴いてた時代を、人生の最良の瞬間にする力がある。

自分は「昇れる太陽」を聴いてるとき幸せそのものなのです。

「昇れる太陽」を聴いた体験はたぶん、結婚とか、なんか受験合格くらい?確固とした出来事なんですよ。

このアルバム、ソフトだった前作「STARTING OVER」に比べ、男性性が戻ってきたみたい。

ただ、エレファントカシマシを自分は中学、高校くらいからもう20年ほど聴いてて。

新たなアルバム、曲が出るたびに、前作からの変化、反動、といった意図を想像してきたのでした。

ですがね、「昇れる太陽」はすごい分断されてるんだよなぁ・・・。

なんか、過去がない。

今までの作品は、どれだけスリリングな変化をしたときすら、振り返ると必然的と感じます。

・・・よく、人間の身体は新陳代謝で日々新たに細胞がつくられており、7年(だっけ)くらいで全部入れ替わり?

いわばまったく新しい別の人間になるとかいうけど。

「昇れる太陽」は、まさにそんな感じ。ただ「昇れる太陽」というあらたな音楽が、そこにある。

曲をつくる方法論自体が変わったんじゃないかな。

うん。

ジャケットの色からも感じますが、たしかにブルーの印象のアルバムです。

(そのせいかどこか夏っぽい印象もある。)

宮本、歌唱の魔人と化す。

宮本さんが、縦横無尽の歌声を聴かせます。

カメ
カメ

ノリニノッテマス。

特に歌唱力がすげえ「DEAD OR ALIVE」に比べても、よりバラエティに富んだ歌声を聴かせます。

確実に「昇れる太陽」で何度目かの声変わりが起こっている・・・。

キーはかなり高く、ライブとかだと正直つらそうなところもあるが、これも結局意図的で。

計算して、ちょっと高めのキーに作曲しているのだろう。

で、明らかに今までとは違う、「高級感」のある歌い方をしてるんだけど。

ていねいに、今自分が歌詞の中で声にしている単語の意味をひとつひとつ確認し、かみしめながら歌ってる感じがします。

だからおのずと曲調がやさしくなるのかもしれない。「ハナウタ」「絆」のやさしさはこの歌唱法と分けられないです。

ここから、「RAINBOW」くらいまではこの歌唱のモードでいくことになります。

(ちなみにこのデリケートに歌う歌い方は「あなたへ」で頂点を極めます。)

うん。

さっき、このアルバムで男性性が、男っぽさが戻ってきたと言いましたが。これについて。

これはあまり言われてないと思うんだけど、前作「STARTING OVER」で恋人との恋愛の機微をけっこう歌ってたのね。

それが、「昇れる太陽」で歌いかける相手「おまえ」は男、男友達であり。

そしてときにそれは、父が息子に対して語らうようなところがある。

この感覚ってすごいエレカシで珍しいんですよね。

「絆」「ハナウタ」「桜の花、舞い上がる道を」とかに特にこの感覚を受けます。

「桜の花、舞い上がる道を」

カメ
カメ

エレカシで、名曲をひとつ教えてくれよう!

と言われたら、私はこの曲を教えてあげます。

ベタかもですが。

でもこの「名曲」というのは「傑作」「超大作」「神曲」とかよりさらにさらに上の意味で言ってるんです。

この曲の認知度ってどうなのでしょう。

歌番組で「桜」について歌った曲といえば?みたいな企画を見てると、この曲は決まって出てきません。

カメ
カメ

出てこんのかい。

エレカシは、やっぱり日本のイメージを歌ったバンドと言えます。

宮本さんのイメージなのか、昔の売り方からなのか。下町的なイメージがそうなのかな。

昔の侍、文豪、古墳を歌ったからそうなのかは分かりませんが。

(おそらく、歌詞の言葉の背後にある空気がそうなのでしょう。)

しかし、「桜」を今まで歌ってきてませんでした。

たしかインタビューでも、あえて桜については歌ってこなかった、みたいなことを言ってたと思います。

しかし、ついにここにきて「桜の花、舞い上がる道を」という曲を完成させました。

すごいのは、この曲で桜を歌うということにまったく気負いがなくて。

本当に天から降りてきたかのような曲です。

本当に、そういう時、だったのでしょう。

でやっぱり歌が素晴らしい。

もしボーカリスト紹介とかで、歌手と歌唱力がよくわかる曲をいっしょに挙げてくれといわれたら、

宮本さんの歌唱力を紹介するなら、絶対「桜の花、舞い上がる道を」をあげないと!

もうずばぬけてるし・・・。

この曲はやっぱり特別です。

どれだけこの曲がファンに人気があり、大切なものか。

自分的にも、この曲を聴くと、血が熱くなり、なんか無敵になったような感覚があります。

歌詞の魔力、メロディーの魔力ですね。

まとめ

このアルバム、全体のバランスもいいです。

あっというまに「to you」まできてて、そのままラスト「桜の花、舞い上がる道を」。

もう一気に。完璧よし!駆け抜ける感じ。

このアルバムの評価の高さとして、ひとつのストーリーのようなこの曲の並び、構成の素晴らしさがあるのじゃないでしょうか。

(ああ、この「to you」もいいんだよな・・・。)

このアルバム3位までいったんですね。

本当に、花、開きました。

以降のアルバムも10位以内にけっこうチャートインすることになります。

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