男らしさ100点満点のエレカシボーカル宮本浩次さんが、女性歌手の歌ばかりを集めたカバーアルバム「ROMANCE」を出しています。
それだけでなく、テレビ番組にも異例といえるほど頻繁に出演しているのです。これにより(あらかじめ予見されていたことではあるが)宮本浩次の可愛さが日本中にものすごいスピードで拡散されている模様です。
宮本浩次の「ROMANCE」。Amazonでメガジャケというのを買ってみた。
これはAmazonで購入しようとしたら「メガジャケ」付きがあったので買ってみました。アルバムジャケットを大きくした紙?がもらえました。(微妙に飾りにくいサイズです)
アルバムは初回限定版です。紙のスリーブケース?(「RAINBOW」もこのタイプでした)に入ってて、2CDバージョンになってます。
これディスク2の方あんまりまだ聴けていないのですが。
物憂げな表情でクラシックギターをもってこちらを見つめてくる宮本さん。バンド・エレファントカシマシのアルバムでも宮本さん一人のジャケットはあったんですけども。
でも、この「ROMANCE」のジャケットの宮本さんはいかにも「ソロ」という感じがしてます。ダークトーンな背景に12個の赤い物体(バラ?とかりんご、時計の文字盤)が均一に浮かび上がっています。
これらは収録された12曲の「おんな唄」を表していると思います。この「おんな唄」という字面。「宮本が愛した、おんな唄」というのが今作のキャッチコピーなんです(公式)。
1.あなた 2.異邦人 3.二人でお酒を 4.化粧 5.ロマンス 6.赤いスイートピー 7.木綿のハンカチーフ 8.喝采 9.ジョニィへの伝言 10.白いパラソル 11.恋人がサンタクロース 12.First Love
あな゛ーたー!!!
久しぶりに「レインボウ」聴いたら(話が脱線。)
思うと「RAINBOW」ってやっぱりすごい作品だったのです。ちょっと前に「宮本独歩」を私が気に入りすぎちゃって、宮本さんのソロばかり聴いてエレファントカシマシを聴かなくなっちゃってたんです。
例えば今、「明日に向かって走れ」とかってやっぱりノスタルジー感じちゃうんですよね。音が、声も。で久しぶりに「RAINBOW」聴いてみるとやっぱむっちゃくちゃかっこいいですわ。
というか曲としとての「レインボウ」ですね。今更だけどこの曲って結構特殊なんですよね。キーボードが凄くカッコいいのが。
エレファントカシマシの曲で「キーボード」がカッコいいんだよ~なんていうことあまり無かったと思うんです。切なく、熱い音なんですよね。
キーボードというかオルガン?だと「シグナル」がいいんですけどね・・・。
「ROMANCE」とお母さん。
今更ながら「ROMANCE」収録曲でどの曲がいいとかおススメだとかは言わないんですが。名曲ぞろいだし宮本さんの選曲だから何をかいわんや(; ・`д・´)
とっても「お母さん」が思い浮かぶアルバムだと思います。自分はマザコンなので母と車でこのCDを聴いてるんですが。
ほとんど知ってる曲なので単純に嬉しそうなんです。(「白いパラソル」だけ知らなかったらしい。)
で、宮本さん自身最近インタビューなどで母親のことを言っていました。歌好きな母親のおかげでいつも歌が身近にあったし、合唱団にも入ることになった!
で、「はじめての僕デス」がNHK「みんなのうた」で流れて・・・。という展開。讀賣新聞で今宮本さんの特集が週一回でやってるんですよね。(地味に凄いこと)
一回目がこのことを言ってたので。こういう女性歌手のカバーアルバムを出して、母のことを語るというのはすごいんですよ。
今すごい正直ですよね。宮本さんは。ツェッペリンみたいなロックしたいんですよ、絶対。それで女性歌手のカバーアルバムを出して、母親のこと、少年時代に合唱団に入ってたことを語る。
もしかしたら隠してもいい告白ですからね。今の年齢とかモードとかがそういう感じなんでしょうね。抵抗を全然してない感じです。
ほうれい線を目立たなくするためひげをのばしてるとか、隠しててもいい告白ですよ。でも本当に無敵の人はこんな感じなのだと思います。
まとめ。
「ROMANCE」はソロアルバムというよりプライベートアルバムだと思うんです。ちなみに結構アルバムの作りがメドレーっぽいんですよね。
「喝采」もじつは「COVERS」でエレファントカシマシとしてやったやつがあるんだけど、それのほうがいいんです。(良すぎた)
やっぱり「ROMANCE」、「RAINBOW」と結びつくんですよね。あの時は難聴からの回復があり、今回はコロナでの緊急事態宣言があり。
けっこう自分ではどうにもならない災厄があって、そこからの抵抗の一歩として少しくチャレンジしてたんですよ、宮本さんは。それがこうして我々にもたらされたわけです。
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