「酔いどれ花火」(スティーヴン・キング短編)

S・キング 夏の雷鳴 読書の習慣
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S・キング 夏の雷鳴
カメ
カメ

この話はなかなか人気が高そうだよな。

確かに読み始めた一節目からもう好きになっておる。

カメ
カメ

「腕は立たないくせにナニばかり立つ」「匠を装うのが巧み」って訳した人もセンス有りすぎるんだよな。

これあれだな、「ドロレス・クレイボーン」を思い出す構成なんだよなぁ。一人称の語りで警察に対して供述していく、その中で語られるストーリーである。

「酔いどれ花火」。

この少年らしさ全開の語り口、いいぞぉ。調書の内容これ。

カメ
カメ

語り手の人物は少年というほどの年齢ではないんだよなぁ。

自分は小中学校のころの国語の教科書に載ってたお話たちが人生で一番面白い読み物だと思うんだが、この「酔いどれ花火」を読んでるとそれらと似た感覚になるんだよねぇ。

カメ
カメ

これ主人公?が親と仲がいいのがいいんだよな、この間柄よ。

これ普通、保険金や宝くじとかで大金が舞い込んで自由に生活できるようになると、人間性が変わってしまいそうだが、今作の主人公たちは割と平凡な感性と情緒を変わらず維持してるのが面白い。

この作品を読んでるとき、教科書に載ってるような物語を読んでる感じがよみがえった気がしたが、たいして悩みのなかった少年時代の記憶とまじりあってそう感じたのかもしれないぞぉ。

カメ
カメ

だんだん事態がヒートアップしていくのが面白い。読後感が意外にすがすがしい作品であった。

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