「欅共和国2017」。
このイベントは夏にやるというのがいいんですね。
日本のアイドル文化にとって、夏は重要な、特別な季節だという気がする。
欅共和国に関しては、もっと日本国民にとっての夏の風物詩になってもらいたい。
俳句の季語に認定されるくらいに。
キンチョーの蚊取り線香とか、揖保乃糸とか、もうそういう次元だという気がする。
「欅共和国2017」。表情豊かな菅井キャプテンが好き。
「欅共和国2017」のブルーレイをあらためて見てて気づくのは。
みんな表情がすごい。
こんな大きな会場で(オーロラビジョンもあるとはいえ)すごい繊細な表情をしているメンバー。
とくに、ゆっかー( ^^) 。
ゆっかーの表現力が。これはすごいというか私が好きなだけなのかもしれないのだが。
ゆっかーがすさまじい。(すさまじくかわいい。)
本当にこの人は曲に入り込んで切ない表情をしたり、ムッと怒ったりしている。
あとで舞台女優の仕事で選ばれたのもわかる。
(いや、でもライブの表情と演技力とは違うものなのかもしれない(爆)。)
でも平手とゆっかーは表現力のランクがほかのメンバーとは違うように思える。
「割れたスマホ」でもほかの4人よりずっと繊細な表情になっている。
見てて好感しかない(メンバーみんな好きなのだけれど)。
メンバーの中でゆっかーだけ女王様顔になっている。
しかも、これをライブで毎回やってるわけだ。もう可愛すぎるとしか。
ゆっかーの演技はたまに見ててこちらが照れちゃうのだけれど。
どないやねん。
でも一瞬たりとも気を抜かず、顔をつくってるゆっかーは最高なのである。
くもり空の「渋谷からPARCOが消えた日」。平手友梨奈と長濱ねる「微笑みが悲しい」。
「欅共和国2017」。
「渋谷からPARCOが消えた日」の、くもり空が背景にあるというのが堪らなくよい・・・。
この陽も陰ってきて、灰色のくもり空と平手の紅色のスーツとの対比の美しさに目がくらむ。
不穏で、まるで別世界のようになっている。
この「PARCO」の映像、久し振りに見たら発見が多い。
左手の中指に指輪。
左胸にヒョウ柄のハンカチーフみたいなの入れてる。
「PARCO」の世界観は独特で。
ネクタイがすごい細い・・・。昔の松ちゃんみたいに先端をズボンにいれてる。
ヤバい。「微笑みが悲しい」とか今(これ書いてるの2020年5月)みると本当にヤバい。
メンバーが卒業すると見どころが変わる。
同じ人を好きになった親友同士のことを歌った「微笑みが悲しい」を歌う平手友梨奈と長濱ねる。
この二人が今はもういないという・・・。やっぱりつらい。
「欅共和国2017」の「微笑みが悲しい」は本当に素晴らしい。
〈憑依型〉といわれる平手友梨奈が、こういう曲ではちょっと下手になっちゃってる瞬間もあって。
それが逆に貴重だというこの事実。うれしい事実。
実際この曲のライブパフォーマンスって難しいのだろう。
平手も長濱も両方が歌詞の世界に入り込まないといけない。
ふつうに歌うところも、見つめ合って歌うところもある。
決められたステージ上の立ち位置や割り振りも気を付けないといけないし。
なによりこの二人とも表現力がずば抜けてるし、そのうえで二人が手を合わせたり、見つめ合ったりするとき、互いに相手に
「わー!平手だ!平手だ!」
「わー!ねるだ!ねるがいるーっ!」
と心の中で見とれているに決まっている。
だから平手友梨奈の演技にも少しスキができているのだと思う。
そう考えると可愛すぎないか、このパフォーマンス・・・。
そして、こんな最高な二人のパフォーマンスももう見れないというのが悲しい。
2017年「誰のことを一番愛してる?」が凄い。
「誰のことを一番愛してる?」の平手さんは本当に美しい。
このときの髪の長さ、ヘアスタイル、汗のかきかた、汗のひきかたが本当に完璧。
照明の具合なのか、肌もくちびるも瞳も、全てが奇跡的な美しさだったのだ。
これらは計算づくでできるものではないので、やはりこのときの「誰のことを一番愛してる?」が映像化されて残されてることに感謝すべき。
そして狂気、情念の歌なのにこの平手さんの気品。
「憑依する」とはいうけれど、実はもっと斜め上のところに表現の焦点を定めているようだ。
2017年共和国の「誰のことを一番愛してる?」が凄いとはみんな言うけれど。
欅坂46によるこのときのパフォーマンスは本当にパッケージとして完成されつくしている、とんでもない美しさ。
野外の会場で夕方から始まったライブが、この曲くらいから夜になり、照明も会場の暗さも絶妙のバランスになる。
ちょうど「誰のことを一番愛してる?」「不協和音」という重くダークな曲がはじまる。
この辺のタイミングも考慮してセットリストが組んであるのかなと想像してしまう。
この曲こそ平手が抜けたら2度とできないんだろうな・・・。
このたび「欅共和国2017」がyoutubeで配信されメンバーがコメントするという企画があったのだけれど。
欅坂ファンは「2017」はほぼ見てるのは間違いないわけで。
こうしてファン以外にもじわじわ欅坂が広まっていくのはうれしい。
今から「2017」の「誰のことを一番愛してる?」や「不協和音」の凄さを知るのですね。ふふ。
「2017」の「誰のことを一番愛してる?」は映像遺産として国が残すべき。
そんなものはない。
2020年に見る「欅共和国2017」。変わりゆく欅坂46。
どうしても平手友梨奈がまだそこにいる、というのが衝撃で、ちょっと「くる」ものがある。
でも長濱ねるも、志田も、なーこちゃんも、鈴本、織田だってそうなのだ。
(「2017」には今泉と米さんは参加できなかった。)
自分は欅坂46でアイドルを好きになったけど、メンバーが卒業していくってこういうことなのだ。
まだ「いた」ときの映像を見るとうう・・・(/ω\)と「くる」のである。
でもどうなんだろう。みんな変化していってます。
今「2017」をみて最近と比べると、本当に小林由依がすごい台頭してきたなと思う。
「2017」は志田とか守屋とかのほうが目立ってて、小林由依はそれほど映ってない。
映ってないとは、存在感がまだ出知ってるきれてなかったということ。
このあとの「欅共和国2018」や「東京ドーム」だと小林由依の存在感がバリバリ出てくるから。
同じことは土生さんにも言える。まだこの時は自分を出せていなかったんだと思う。
たたずまいは美しいのだけれど。まだこの時は自分のキャラを出せていないのか。
今はこれ以降の土生さんの活躍を知ってるからね…。
他にもアイドルってなにをきっかけに覚醒するかわからない。
他にも・・・。
MCのシーンをあらためて見ると、佐藤詩織がすごいしゃべってたんだ・・・。
(「月曜日の朝、スカートを切られた」が「サイレントマジョリティー」の前の設定だとかもここで話されてたんですよね。)
「2017」の頃より今のほうが佐藤詩織を応援してしまっている自分がいる。
「けやかけ」の活躍や留学がコロナで延期になって、すぐ「けやかけ」に出演しててくれたところも自分は嬉しかった。
もちろん佐藤詩織さん自身は留学が延期でつらいのだと思うけど・・・。
いけない間の少しの時間でもちゃんとアイドルの活動を進めるのは好感度があがる・・・。
「2017」のころって佐藤詩織さんあんまり目立ってなかったんですよね。
(そう思うの自分だけ?)
でも今はめちゃくちゃ知ってるし、やっぱりみんな順番に活躍して、目立っていく。
「手を繋いで帰ろうか」が欅の曲だってことに感激。
本編ラストの「手を繋いで帰ろうか」が最高。実はライブのハイライトはこの曲なのでは。
シングルでもアルバムでも「サイマジョ」のすぐ後に収録されてて、牧歌的な、ふんわりした曲だと思ってたのが。
ライブだと派手でかなり強力なナンバーに化ける。
ゆっかーとあかねん(欅のキャプテンと副キャプテン)が主役だったのかこの曲は。
パフォーマンスを見ても、この二人は本当に仲がよさそうで、信頼しあっていて。
欅のことが好きなんだろうなって思う。
この可愛い曲「手を繋いで帰ろうか」もじゅうぶん欅坂の代表曲である。
本当に、ライブだとすごい激しいダンスで、疾走感あふれた曲に化けてます。
まとめ:「欅共和国2017」その他の感想。
守屋のMCでカクカク頷く平手がかわいい。本当にこども、最年少感が溢れている。
欅坂46は高身長のメンバーが多いし、落ちついた(おとなしい)ところもあって。
またけやき坂46との比較もあってか、見た目がお姉さんっぽい。
(というか学校でいう年長組みたいな印象をしている。)
とくに青空とMARRYがそう。
このユニットはみんな、背が高いだけでなく、身長がだいたい同じだというところがいいんだよ。それが大事。
そして今や完全に名前と顔とが一致したひらがなのメンバー。
もう余裕。
「共和国2017」の「僕たち付き合っている」はこんなに良かったっけ。
この間「日向坂46ストーリー」を読んだというのもあって、ひらがなが欅共和国でパフォーマンスしているのを見ると感慨深い。
パフォーマンス中はひらがなも共和国の主役になっていたんですよね。
でも今思えば、共和国でのけやき坂はやっぱり単純に人数が少なく感じた・・・。
大会場で見映えがするためにも、早急に2期生を入れる必要はあった模様。
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