欅坂46の4thシングル「不協和音」なんだけどさ、なんかもう懐かしく感じるよね。
この曲はどう?みんな好き?
もちろんめちゃめちゃ人気のある曲ではあります。
ライブとかもねぇ・・・。これはむちゃくちゃかっこいいから。(ぜひ「欅共和国2017」の「不協和音」を見てほしい)
こえさん自身も好きなんだけど、「不協和音」はね、けっこう曲の存在がね、こう・・・。
重いんだよね。
この曲が発売されるときね、「エキセントリック」もシングルとして候補にあがってたんだよ。
で、最終的にシングルA面が「不協和音」になって、「エキセントリック」はカップリングになったんだよ。
それで、欅坂46の歴史、というか、活動の流れの中で、今思えばこの判断が?大きな別れ目になったんだと思う。
「不協和音」という曲の衝撃と余韻
懐かしいって言ったんだけどさ、この曲は出た時よりも今の方がね、重大な存在なんだよ。
今の欅坂についてみんなそれぞれ思ってることはあるとして、たぶんそれは「不協和音」からスタートしたような気がしないだろうか。
まあそれは、欅坂の世界観であったり、アイデンティティであったりするものなんだけど、これは別に「サイレントマジョリティー」からではないんだよね。
「笑わないアイドル」とかデビュー当時言われて(全然笑うんだけど)、反抗を歌ったり、とか言われてたんだけど、すぐに「世界には愛しかない」と「二人セゾン」ていう明るいシングル曲が続いたよね。
で、アルバム曲を見ていったときに、やっぱね、明るい曲いっぱいあるんだよね。
じっさい欅坂46の世界観ってものすごい広いんだと思う。
でも今の欅坂ってすごい限られた世界観で?活動してる気がするんだよね。
で、これは世界観っていうより、もうそういうモードなんだよね。
そう、今の欅坂は「不協和音モード」がずっと続いてるんです。
「不協和音」か「エキセントリック」か
もし、「不協和音」の代わりに?4thシングルが「エキセントリック」だったら、きっとまた違った局面になってたんだと思う。
世間にとってもっと違う印象のグループになってたんだよ。
「不協和音」って曲は、 アイドルの曲としてはさ、もともと印象が強すぎる・・・、というか、独特なんだよね。
なんかこわいんだよ、この曲。
ライブのとかの照明の演出を見てもさ、すごい暗くて、不気味な感じもある。
しかもこれで紅白に出ちゃったじゃん。で、すごいインパクト残しちゃったんだよ。
まあタイミングもあっただろうけど、紅白で「二人セゾン」をしてたら欅坂の運命は違ってたよね。
でもあの時期「不協和音」がタイミング的には合ってた。紅白の時期を考えるとね。
でも、4thが「エキセントリック」だったら、ちょっと展開は違ってたと思う。
なぜなら!紅白では「エキセントリック」はおそらく選ばれないんだよね。演奏曲としてはさ。
「エキセントリック」は欅坂46の曲でたぶんダントツでかっこいいダンスパフォーマンスなんだよね。
でも紅白でやるにはちょっと奇抜すぎる面があって。
「セゾン」か「エキセントリック」だったら「セゾン」になってたろうね。
(まあこれはすべて仮定の話でした。4thシングルは「不協和音」で、紅白で歌われてたのも「不協和音」でした・・・。)
ところでさ、今ファンの中には欅にもっと明るい曲をやってほしいっていう意見があって。
で、その時決まって?「世界には愛しかない」「二人セゾン」期みたいなのを、っていうんだけど、これだけでも「不協和音」以降は、暗めのモードに入っちゃってるってことだね。
じゃあさ、「サイレントマジョリティー」の名前があがらないってことは、「サイマジョ」は「不協和音」側ってことなのかっていうと、これはすっごい微妙なんだよね。
確かに曲の色合いは似てるけどね。
でもここにはストーリーがあると思ってて。
メンバーにとって、孤独と反抗のアイデンティティは「サイマジョ」のときは負わされたものだったんだけど、「不協和音」のときは自分たちで選び取ったんだよね。
「不協和音」があまりにかっこいいから、この路線でいくことの喜びみたいなドキドキと、その路線でアイドルをやる立ち位置を想像して興奮したんだろうね。
でも、これで道が狭まっちゃったところがある。
「サイマジョ」はね、むしろ「エキセントリック」と似てるんだよね。
平手友梨奈は 「不協和音」から男の子になった ?
というのは、「サイマジョ」「エキセントリック」は女の子の歌なんだよね。
で、「不協和音」は男の子の歌なんだよ。
というか、歌ってるのは男の子なんだよ。
というか、「不協和音」以降平手友梨奈は男の子になっちゃったんだよね。
・・・。
「エキセントリック」は結構メンバーみんなが目立ってる曲なんだよ。一人一人が歌うし、ダンスでも一人一人順番に見られるよね。
シングル3枚、4枚目っていう完全にグループが広く認知されるときにこういうみんなが目立つ曲が出てたらまた違ってたかななんて思う。
だからこえさんにとって?ここは欅坂の歴史の中で一番大きい「もしも」なんだよ。
まとめ
今これを書いてる時点で欅のシングルは「黒い羊」が出てからずっと発表されてないんだよね。
で、次の作品がなんか延期されちゃったんだよ。実は衣装とかもできてたらしいんだけど。
でなんか、できてたけどもっといい曲にするとかね、いってるらしいです・・・。うむ。
気になるのは、できてた曲にせよ作り直す曲にせよ?「不協和音」モードのままなのか?っていうところだよね。
実はね、こえさん的には「不協和音」につづくシングル「風に吹かれても」「ガラスを割れ!」「アンビバレント」「黒い羊」はねー、「不協和音」ほど良くないんだよ。
というか、5,6,7,8thシングルはね、1,2,3,4thシングルを超せてない、という印象があります。
怒られるよ。
欅坂46の凄さの一つが曲の世界観に入り込んで?パフォーマンスで表現する力だとしたら、曲ごとの振れ幅があった方がよりすごいじゃん?
5枚目以降はその振れ幅がね、少し小さいんだよね。
だから平手友梨奈は男の子のままで、他の曲でも男の子のままパフォーマンスしちゃってる。
いつかこのモードが終わるのか、続くのか、すべては次の曲にかかっているのか、それともなにか別のタイミングで変わるのか、わからないね。
こればかりは運命だよね。「不協和音」がまさに運命的な曲だったから。
ではまた。
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