平手友梨奈は欅坂46時代に5曲のソロ曲を残しました。
「山手線」。「渋谷からPARCOが消えた日」。「自分の棺」。「夜明けの孤独」。「角を曲がる」。
うん。
てち(平手友梨奈の愛称?)のソロ曲を聴くとき、ファンにとっては、その時々の、欅坂46が思い出されるんだよね(たぶん)。
こえさんは「二人セゾン」で欅を知ったわけだけど、デビュー当時からのファンのことも想像はできます(たぶん)。
「山手線」「 渋谷からPARCOが消えた日 」「自分の棺」の思い出。
「山手線」は「山手線」だけじゃ考えられないんだよ。
それは絶対にレコード屋で買った?あの「サイマジョ」のジャケット、緑色の制服を着てこっちをじっと見る平手友梨奈の思い出とひとつなんだよね。
それにあの風変わりな?ミュージックビデオともひとつだし。
(あのときはミュージックビデオが主な情報で、てちがコロコロ雰囲気が変わるし、またすごい若いから、まだ存在感がつかみきてませんでした。)
「渋谷からPARCOが消えた日」だって、「サイマジョ」の次のシングルも買おう、と決めて「世界には愛しかない」を買ったときの?
教室から窓の外を見るてちの、あのジャケットの思い出とひとつになってます。
あのディレイの効いたエレキギターと?ちょっと昭和っぽい曲調で始まって。
「パルコパルコ…」って。
(うわ・・・歌わされてるなぁ(笑)って。)
「自分の棺」は、ついに出た!ばばん!
あのでっかいアルバム「真っ白なものは汚したくなる」のタイプAの
あの最後の歌!
「危なっかしい計画」の後にはじまる?息がつまるあの赤い曲だよね。
(ライブでパフォーマンスされたこともあったみたいだけど、なんとなく幻の曲の印象がある?)
あえて「自分の棺」聴こう!!!!とはならないかもだけど。
アルバムを聴いてると最後であの壮絶な曲に出会えるんだよね。
(てちの怒声が聴けるのは「月スカ」と「自分の棺」だけ・・・。)
で、6thシングル「ガラスを割れ!」タイプA収録「夜明けの孤独」。
今、平手友梨奈が欅坂46を辞めちゃって、最近ソロ?っていうかもう一人の活動なんだけど、
なんか「夜明けの孤独」のときの思い出と重なるんだよね。
重なるっていうのは、だからもう一人でやるわけじゃん?
「夜明けの孤独」のときも、それを言うとさ、なんかもう?一人でやってたんだよ。
「夜明けの孤独」はたしか化粧品のCMで流れてたんだけど、てちがそのCMに出てたんです。
なんかちょっと寂しい思い出だね。
(てちが欅坂46から離れちゃった・・・。)
なんかそれまでの3曲のソロ曲とはちがってたんだよね。うん。
で、あらためて「夜明けの孤独」を聴くと、すごい決別の感じがするんだよね。
そこには予感があったのかも。
はい、ここから妄想。
実際、歌詞も「家を出る」が「欅坂46から出ること」、「だれか」が「メンバー」だと考えて聴くと、すごい今の状況と当てはまってるんだよ。
あえて言えば?「大人のつくった世界にしたがうの?それでいいの?」と問うてちなわけだが。
「夜明けの孤独」自体はそういう反発とは少し、いや絶対に違った曲なんだよね。
たぶんソロ曲の中で?「夜明けの孤独」が一番平手友梨奈の肉声?に近いし、すごい生々しく感じるんだよ。
反発とか抵抗とか?そういう与えられたイメージじゃなく。
たぶんこれ、一番自然に歌えた歌なんじゃないかな。
平行世界の平手友梨奈。
こういうのって、結局人がつくった歌を歌ってるだけじゃんとはいうけれど。
また、作詞家の先生が、歌手のキャラクターからイメージした、ともいうけれど。
だから平手友梨奈はつくられたイメージがあって、そのキャラクターを演じてって(憑依っていわれてたね)・・・?
じゃあ、キャラクターを演じる前の、そもそもの出発点となった平手友梨奈のキャラクター(っていうか存在?)はなんなんだろう?
そう考えたとき、「夜明けの孤独」が一番?平手友梨奈がまだなんのイメージも着せられていないんじゃないかって気がする。
そして。
・・・それはまだてちが中学2年生の時、乃木坂ファンの兄に勧められ、自分を変えるべく鳥居坂のオーディションに応募したころに・・・。
思いっきりウィキペディア参考にしてるね。
まさに「そのとき」!なんだよね。
アイドル衝動が中学2年。このとき。
さっき「夜明けの孤独」がてちの肉声にもっとも近くて生々しいかもって言ったけど。
これね、聴いてて自分にとっても生々しい感じがするんだよ。
ここで聴くてちの歌声は、肉感的にも精神的にも生々しいくて。
この生々しさはね、たぶん我々?にとっていちばん大事なものなんじゃないかという、あれなんだよ。
人が一生で中学2年のときにだけ体験するあの謎の衝動。
自分の現実が自分の欲望に追いついてないような物足りなさ。
そのときのまま止まった歌なんだよね。
(たぶん無意識に)中2の衝動がこめられたのが、「夜明けの孤独」なんじゃないかな。
だからこの曲の中で、てちはアイドル(欅坂46)になる前でずっと止まったままなんだよ。
これがアイドルになっちゃったら(衝動がかなっちゃったら)、話が変わっちゃうんだよね。
この境界線?。
「夜明け」という境界線上に、永遠の中2がおさめられたって感じ。
だから「夜明けの孤独」の平手友梨奈は、アイドル(仮)の平手友梨奈。
平手友梨奈が永遠に中2のまま生き続ける世界線。その中で僕たちにとって最も身近だった衝動を歌い続けて。
永遠に主人公にあこがれていて。
まとめ
しかしこの現実世界では平手友梨奈はアイドルになれちゃったんだよ。
それはさ、主人公になっちゃった・・・といえちゃうね。
すごすぎるアイドルでした。
で、今新しい道を進み始めてるわけで。
(この間にもう一つの告白であり決別である「角を曲がる」がありました。)
まああんまり暗くならないで、明るいてちがいいよね。
はじめ欅坂46は、メンバーたちがしっかり大人たちを見るみたいな?意志のある雰囲気があって、そういうイメージになったというんだけど。
平手友梨奈はけっこう柔和なほうだったと思うんだよね、実はさ。
だから平行世界が?
てちが明るい世界線がおとずれますように。
次のアルバムに「夜明けの孤独」は収録されるのかな。
うん。
ではまた。
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